ちょっとしたことでも、
やり方を知らなければ、大きな時間のムダをうんでしまいます。
【問題】
下記問題では、黄色いセルが全部で8セルありますね。
この8セルを、文字(データ)と書式を一気に消すにはどうすれば良いでしょうか。
という問題です。
【誤答1: かなり、マズイ回答】
Excelに本当に慣れていない人に解いていただくと下記のようにやってしまいます。
誤答1:手順① まずドラッグしてから・・・・
誤答1:手順② [Backspace]キーを押してしまう!
誤答1の解説: 広い範囲を選んでいる状態で、[Backspace]キーを押しても、「左上」のセルしか消えません!ExcelではBackspaceをあまり押さないのです。
誤答1はここまでとして、
次の回答を見てみましょう。
【誤答2: 誤答1の回答よりはマシだが、時間のかかる回答】
誤答2:手順① まずドラッグしてから・・・・
誤答2:手順② Deleteを押し、
誤答2:手順③ 罫線を消し、
誤答2:手順④ 塗りつぶしを消す
誤答2の解説
これは、やり方としては「正しい」ですが、非常に面倒ですね。
つまり、[Delete]を押しただけでは、セルの「データ」は消えますが、「書式」は消えませんね。
書式をメニューボタン(リボン)から消すのは、面倒であり1つずつ解除していかないといけません。
正しい回答を見てみましょう。
最善手:手順① ドラッグしてから・・・・
最善手:手順② [ホーム]タブの[すべてクリア]を押す。
そうすると「データ」と「書式」がすべて消え去ります。
こうすれば、データを消した後の面倒な「書式」削除の作業が不要となります。
[ホーム]タブにある消しゴムのようなマーク(クリアボタン)は、意外に認知されていませんが、
重要な機能です。覚えておきましょう。
そして、ショートカットキーで実現する方法は
少し長いですが、
すべてクリアのショートカット
[Alt]+[E]→[A]+[A]
です。
ぜひものにしてください。
※なお、よくある反論として「289行目と290行目を、行ごと削除すれば良いのでは?」と訊かれます。
確かに行ごと削除すれば、その行の「データ」も「書式」もすべて消え去ります。
しかし今回の問題画像を見て下さい。
「F289」のセルに注意書き「※2015年11月1日・・・」がありますね。
このように右のほうに消すべきでないデータがあるときは、「行ごと削除」は使えません。
そんなときに、今回のトピックのような「すべてクリア」機能が必要になるのです。
【今日の最善手】
セルのデータだけでなく、書式も消し去りたいときは、
[Alt]+[E]→[A]+[A]
最善手をとるためには、「原理理解」と「操作感向上」の両方を養う必要があります。
このように、普段Excelを使いこなしていると思っていても、
スピードの差は大きく、業務効率には大きな差があります。
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